会社設立で定款の目的と資本金の額について押さえましょう

　新規に会社を設立する場合、定款に目的を正確に記載しましょう。「貨物自動車運送事業」と「貨物利用運送事業」の２つを入れることです。この2つを入れれば、法的には一般貨物自動車運送事業、特定貨物自動車運送事業、貨物軽自動車運送事業、第１種貨物利用運送事業、第２種貨物利用運送事業の自動車運送事業のすべてを含めることができるからです。軽貨物もすることが明確な場合は、貨物軽自動車印相事業も追記したほうが、対外的には分かりやすいです。

　目的に記載は自由で、具体性は求められませんが、運送業であれば、倉庫業、荷役業、産業廃棄物の収集及び運搬事業あたりは入れておくと便利です。また、事業内能のすべてを具体的に記載するのではなく、前各号に附帯する一切の事業とすることも差し支えありません。

　資本金の額は、残高証明が大事なので、極端な話、資本金は１円でも許可は下ります。ただし、第１種貨物利用運送事業を別で取るのであれば資本金３００万円は必要になります。