リース会社と割賦車両の違いは何でしょうか？

　リースや割賦という言葉を聞いたことがあるけど、正確にはよくわからないという人は多いかもしれません。特に自動車の場合は、車検証からではリースか割賦かの区別はついていません。車検証の所有者欄にリース会社や信販会社が記載されている場合がありますが、それらの会社名を見ただけでは、どちらかわからないと思います。同じ会社でもリースも割賦も行うことがあるからです。

　リースの場合は、あくまでも車両の所有者はリース会社であり、それを使用者にレンタルしているという形式です。自動車税はリース会社が支払います。

　割賦の場合は、頭金をいくら入れたかなどによって信販会社が車検証上の所有者をどうするかを決めるようです。割賦支払い契約をしても車検証の欄に信販会社が掲載されないこともあります。割賦契約の場合は、車両の所有者はユーザーであり、それとは別に金銭消費貸借契約を行います。割賦契約の場合は、自動車税は使用者が払います。いずれにしても番号変更や使用者変更などをするときは、所有者の委任状が必要です。押印廃止制度が始まりましたが、運輸支局では、リース会社の委任状は原則押印を求める運用になっています。